2017年01月20日

『太平記』の「鬼切鬼丸」の話って…(その3)

こんばんは、それでは一昨日の…
「『太平記』の「鬼切鬼丸」の話って…(その2)」の続きです。


ところで『太平記』の信憑性…というか、史料としての特徴性質については
まあ色々と議論されているところですが
『太平記』ってわりと謎に包まれた軍記で
いくつかの手掛かりはあるものの、明確な素性を記した記録ってないんですよね。

他の一次史料で確認が取れる部分の正確性については
正しい時もあり、ちょっと違うな?…という時もあり
でもまあ、わりと時を隔てずに、同時代を生きた人間の手で記述されたものなのもあって
史料としての価値の高さはなかなかのものがあり
そんな(軍記にしては)高水準な信頼性のもとで、非常に詳細で具体的な情報を提供してくれたりもする、結構いけてる史料です。


ただ… そうは言っても区分としては二次史料なので
史料としての『太平記』をどう捉えるかは
わりと人それぞれ…というか、結構好き勝手に弄ばれている…じゃなかった
人によって千差万別な印象を持たれているもよう…。

一番よくあるパターンは…「これは『太平記』筆者の捏造!」
という、筆者に捏造疑惑まる被せ系の読み方、でしょうか。
うん、まあ、私も以前はよくそう思ってレッテル貼まくってた…。


確かに、『太平記』は謎の多い軍記ですから
その性質についても「所詮、謎」であって「仮説立て放題!」と思われがちですが
しかし、『太平記』の性質というのは
大まかに "概要" とか "傾向" としてなら核心を捉える事が可能で
それが分かると、この軍記を史料としてとっても有効に活用出来るのです。
…これは要するにつまりどういう事かというと
『太平記』は、その特質を的確に捉えてカラクリを解き明かせば
時に、一次史料以上の情報を提供してくれたりする優れものなのです。


そんな訳で、「『太平記』の読み方」とでも題して
この辺の事をつらつら語りたいな〜と、前々から思っていたのですが
現時点では準備不足もいいとこで、まともな話が出来ませんので
とりあえず今は適当に
「試論(仮)プロトタイプ仮設予定地」くらいの話を少しだけしておきたいと思います。


…なのですが、長くなったのでまた明日以降に続きます。



posted by 本サイト管理人 at 23:56| Comment(0) | ☆開店休業中(2016.10.1-2017.6.13)
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