2016年11月27日

三条時代のノスタルジア

こんばんは、さて今日は、今日の京都の話題です。
昨日のニュースで知ったんですが
最近、京都の三条通(さんじょうどおり)に高級チョコレートショップが集結しつつあるとか。
さ、さささ三条通と言えば…!!


とりあえず図解↓

2-4muromachimap650.jpg
(※クリックすると拡大します。 800×550px)



「三条通」は、上図左では下から3番目
右の拡大図では、一番下の「京都文化博物館」や「中京郵便局」が面している通りで
メインは河原町通(東)〜烏丸通(西)の間
現在はレトロな洋風建築やオシャレなお店が立ち並ぶ、京都でも有数のハイレベルな通りです。
(↑京都文化博物館も中京郵便局も、一見の価値ありの建築です。)

東山あたりの、純京都!みたいな感じとはまた違いますが
実に「京都らしい洋風」といった感じで、とても雰囲気がよく、洗練されています。

…って、京都に住んでいる訳でもないのに知ったような事を言ってしまいましたが
まあだいたい合ってる、たぶん。


と、そんなスペシャルな通りが「三条」な訳ですが
私作成の『室町御所map』にどストライクしている事からも分かるように
この辺は、室町マニアとしては食い付かずにはいられないホームグラウンドな訳です。

なんたって、「三条」と言えば直義の代名詞ですからね。
以前、6月3日の記事「直義ファンクラブ入会策」で、直義の呼び名を色々紹介しましたが
京都時代の直義の最もメージャーで実際的な呼称は、やはり「三条殿」です。
(※日記などの記録では、禅僧界隈では左武衛将軍、公家からは官途(左兵衛督、武衛)
 で表記されている事が多いかなーと思います。)

まあ、「三条殿」の「三条」は、三条大路(※現在の三条通)ではなく
三条坊門小路(※現在の御池通)に由来するものですが
とは言え、「三条殿=直義」「三条御所=直義邸」という歴史史料的事実を考えると
「三条」と聞いて反応(しかもものすごい感度で)してしまわない直義ファンは居まい!!!
その三条通にチョコレートショップが集まりつつあるって、それはつまり…


 尊氏の仕業かぁぁっぁぁぁーーーー!!


まあ、尊氏がチョコレート好きとか、私の妄想でしかないのですが。
でも、「(チョコレートってお前… 流石に時代考証めちゃめちゃよ)」
自分でも内心、ムリムリしいにも程があると思っていた矢先にこの朗報
なんという天のギフト!!
やつは、三条通を甘い甘いチョコレートで埋め尽くして
"マイスイートハニー通り" にしようと企んでいるに違いない。(妄想過剰)
これで「二人の秘話(悲話)はチョコレートくらい甘い」
という私の持論がまた一歩現実に近付いた…(感慨)


ちなみに、かなりの高級店ばかりのようですが
きっと、直義の気を引きたい尊氏が、直義っぽい洗練されたお店をセレクトしたのでしょうね。
(私には、スーパーで安売りチョコ買わせよったくせに… )
これなら、ぷりぷり直義も機嫌直してくれる…かな?



という訳で
『Muromachi通り』の2015年6月20日の記事「六月になったので第六編の話」の最後の方で
(「室町」という名前は、歴史的には3代目足利義満以降のものである事から)
その時点では「室町」という未来を知らずに
あの頃、ただ果てしない希望だけを、大きく未来図に描いて幕府を始めた直義たちに
仮に名前を付けるなら
三条時代の三条幕府という事になりますか
…と、幻となった過去に思いを馳せてみましたが
もしかして…
三条時代再来の予感!!?
直義が、直義が… 帰って来そうな気配 (´;ω;`)


…とか、チョコレートひとつでドリームが止まりませんが、でも
三条殿をこよなく愛し、三条幕府の夢の跡を追う、とことん諦めの悪い直義ファンとしては
ノスタルジアの中に未来を夢見て止まりません。


(※ちなみにどうでもいい話ですが
 「三条坊門幕府」と言ってみた場合は、2代目足利義詮期って感じかなぁと
 個人的には思います。)



ところで、直義の「三条」は三条坊門由来ですが
三条通(※旧、三条大路)自体も、結構 "室町" と絡んで来たりします。

というのも、「京都文化博物館」や「中京郵便局」がある一角は
現在は「曇華院前町」と呼ばれていて、本サイト『2-4』「始まった場所」
「後々重要になってきますので、頭の片隅に置いといて下さい。」と言った事がありますが
ここはどういう場所かというと
平安時代末期には、源平合戦の口火を切った以仁王(もちひとおう)の邸宅があって
その後、室町時代前中期以降には
「通玄寺」(つうげんじ)のち「曇華院」(どんげいん)という禅院があった場所なのですが
(※曇華院は、もと通玄寺の塔頭の一つだった)
ここは、11代目将軍足利義材(よしき)とその父の義視(よしみ。8代目義政の弟)に
めちゃめちゃ関係してくる場所なのです。
(↑義視の娘(義材の妹)が入寺していて、義視義材父子も邸宅としていた事がある。)


無性なまでに義視義材好きな私としては、妄想炸裂ポジションな訳ですが
実はここには、もう一人関係の深い人物がいまして…
「通玄寺」となる以前の一時期、なんと、なんと
足利高経の邸宅だった事があるのです!!

 高経ファン大歓声!!! (しーーーーーん)

これはもう聖地ですよ聖地。
直義邸跡の「御所八幡宮」とセットで時空超えますね、軽く。
(しかし、高経も色々引っ越ししているよね。京都だけで4か所も痕跡残してる。)



という訳で、室町ファンのノスタルジアがいっぱいに詰まった三条通の
とってもトレンドなチョコレートのお話でした。


と、チョコレートと言えば… (明日に続く)



posted by 本サイト管理人 at 23:57| Comment(0) | ☆開店休業中(2016.10.1-2017.6.13)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: