2016年03月05日

忘れられてなかった

やあ、今夜もようこそ (´・ω・`)

さて、開店早々ズコーな話ですが
ブログ『Muromachi通り』の半年ちょっと前の記事
「忘れられた歌」につて、訂正とお詫びです。

当記事の最後の方に追記もしておいたのですが
今になって初めて…
この尊氏の和歌が普通に有名だったという事を知りました。
てゆうかネットで知った。
「足利尊氏」で検索すれば出て来た (´・ω・`) …。
本当ーーーっっにすみません
全然忘れられていませんでした。


私はこの和歌を
「続群書類従14下」の『等持院殿御百首』
(または【「新編国歌大観」編集委員会編『新編国歌大観 第十巻』(角川書店)1992】
 …の「等持院百首」

の原典を調べて知ったのですが
これまで私が見た尊氏関連の研究書等では、言及されているものが無かったので
「きっと内容が漠然としてて意味不明だから
 スルーされているんだろう、ふむふむ…」
と勝手に思い込んでしまっていて
しかし、よくよく背景を探ると
すごい具体的な尊氏の真意が推測可能な和歌だったので
これは文化的な価値だけではなく
むしろ歴史学的にこそ非常に重要な史料だ!と思い
一人でドキドキしていたのですが
まさか… ネットで出てくるなんて (´・ω・`)
てゆうか、ふつーに「ニコニコ大百科」に載ってるとか
あまりに盲点で、吹いてしまいました。


学術書とか読んで、せっせと原典調べて
自分なりに一生懸命解読して「そういう事だったんだ!」
とか感激して、みんなにも是非知ってもらいたいと思って紹介したら
もうみんな知ってたとか
どうなってんのさ一体…


なんか、訪れる人もほとんどいない寂れた山寺にお参りしようと
気の遠くなるような石段をせっせと登って
膝ガクガクになりながらようやく山頂にたどり着いたら
そこで初めて
麓から山頂までケーブルカーが通ってる事を知った
みたいなやる瀬無さ。
みんなふつーに楽しく観光しとるやん…
こんなあほな苦労して登って来たの私だけだった、ってゆう。


(だいたいあのブログ記事は、夏だからって怪談仕立てにしたのに
 自分が Σ(||゚Д゚)ギャアァァーーー みたいな話になっちまうとか
 なにその様式美。)


まあ一応、考察については私なりに気付いた事を紹介出来ると思うのですが
とは言え…
ちゃんと史料に基づいた確かな考察をしようと思うあまり
原典史料ばかり見ていて、誰もが知っている当たり前の事に目が行きませんでした。
本当に面目ないです。



巷の認識を知ろうと
「南北朝 小説」とかではググったりもしていたのですが…
てゆうか
趣味や娯楽じゃなくて、尊氏の「研究」をしよう!と思ったら
ネットで詳細検索しようとか普通思わないよね??
あまりにメジャー過ぎて。
(…と言い訳してみる)


もちろん私も、マイナーな事柄やライトな予備知識を得る為には
ネットは大活用していますが
それでも、自分の文章にする時は
(単なる事実以上の事であれば)史料文献で確認を取るよう心掛け
出典・参考文献の記載や、自論伝聞の区別には気を遣っています。
(特に、既に常識となった定説や、知名度の十分に高い学説ではない
 その人固有の考察・アイデアの場合は。)

というのも
ネットでタダのように見える情報でも
(もちろん、全てのものに著作権があってタダのものは無いけど)
それを生み出すまでには人知れぬ苦労がある訳で
気の遠くなるような石段を登るその苦労を知っていると
人のアイデアには、敬意を払わなければと心から思うので。


とは言え、世の中の全情報を把握するのは
一人では不可能なのも事実であって
(特に尊氏関連全書籍(学術〜一般まで)とか… む、無理だよね??)
まだ気付いてないだけで
今回のような事、他にもやらかしているんだろうなぁ
…とか思って虚無感いっぱいですが
決して確信的にやっているのではなく
本当に知らなくてやっているただのあほなので、どうかご了承下さい。
気付き次第すぐに訂正しますし、これから一層注意します。
(というか、これまでも自分では注意していたつもりなのですが
 全然だめでした。)


もう自分があほ過ぎて
まんま (´・ω・`) ←こんな顔になってしまう。
はぁ…




石段を登っていく人が誰もいないから
閑散としたお寺なのかと思ってた。

お参りを済ませてから、境内の片隅に腰を下ろして
まだ痛む足を休ませる。
ケーブルカーは引っ切り無しに到着して
その度に、楽しそうな笑い声を届けていた。
本尊の仏様も(←私の脳内では十一面観音)
賑やかな日々にさぞお喜びだろう。


そりゃあ、そうだよね
あんな途方も無い階段登ろうと思うやつなんて
私くらいだよね。
ほんの数百円で、行きも帰りも楽々で
余った時間で周辺の観光も出来たんだ。
人気の観音パフェ(←ちょっとおいしそう)食べたかったな。
本殿にたどり着くだけで、もう半日使ってしまった。


馬鹿だったなぁ、本当に馬鹿だったなぁ
途中何度も休んでは、諦めようかと思いながら
それでも頑張ってしまった。
きっと久々に来た人間を
観音様は喜んでくれるんじゃないかって、思ってしまった。


なんで私だけ、みんなが知っている事知らないんだろ。
なんで上手く、みんなと同じ事が出来ないんだろ。


磨り減った石段、片隅の春の花
振り返って見上げた空の色
ここにたどり着くまでに一人で見て来た景色を
一つ一つ思い出しては、行き交う人々の雑踏の中に投げ捨てた。




まあいいか。
やっと思い切りがついて立ち上がる。

傾きかけた3月の陽は
優しいくらいに淡い色だった。





石段を降りて、帰ろう。





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posted by 本サイト管理人 at 19:34| Comment(0) | 日々のチラ裏
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