2016年08月01日

『Muromachi通り』通信【将軍兄弟profiling】

こんばんは、『Muromachi通り』最新記事UPのお知らせです。
今日は、先日の七夕回「君の願いは…」の追記
「将軍兄弟プロファイリング」
です。

最近、本題から外れて言いたい事ばっか言ってますが
なんか言えと言われているような気がしたので言ってみました。

今日の話は、これまた結果のみのフライング解説な上に
思いっ切り尊氏直義プライベートに切り込んだ話題(私の趣味全開)なので
夢見る妄想にしか聞こえないかも知れませんが
誓って、史料(大部分は一次史料)を基に相応の時間をかけて導いた
客観的考察である事を約束します。



※※以下、微妙に核心を含む本当にどうでもいい話※※
『Muromachi通り』の本記事画像を御覧になってからどうぞ




【MUROMACHI−ファイル #CASE 1】

mFBI(=室町連邦捜査局)将軍兄弟のプロファイリングを急遽特注し
逃走犯の行方を追う「Kyoto 侍所 CITY POLICE」
果たして、捜査状況は好転するのか!?

そもそも今回の事件は
頼むから大人しく将軍やっててくれって言ってんのに
隙あらば逃避行を謀る将軍兄弟に痺れを切らした洛中警察「侍所」(さむらいどころ)
二人の身柄拘束するという快挙暴挙)に出たところ
取調べ開始前に、隙を見て逃走されてしまった事が発端であった―――
って、なんたる失態か!!
侍所威信にに関わるでしょうが!!
至急、総力を挙げて逃走犯再拘束に努めて下さい!!

それでは以下、総指揮官侍所頭人(さむらいどころとうにん)の弁です。



緊急事態発生!! 緊急事態発生!!



ど〜も〜 Kyoto 侍所 CITY POLICE ですっ! にゃは☆
いや〜参った参った
ったくちょれぇな尊氏は!! とか余裕ぶっこいていたら
マグショット撮ってる間に脱走されるとはにゃ〜 面目無いにゃり、にゃはは☆
(※mug shot … 逮捕時に撮られる顔写真)

だってファインダー越しにあのタレ目見てると超むかつくにゃりよ?
しかも尊氏の野郎
「おおそうか、そんなに俺の事が好きか、好きなだけ撮れや!!www」
とかほざきながらポーズ決めて煽りまくって来たもんだから
むっちゃむちゃ腹立って
高景ぇ〜! おーい高景ぇ〜!! 俺と撮影替われ! こいつマジむかつく(怒怒怒」
ってカメラぶん投げて高景探しに行ったら
戻ってきた時には既にもぬけの殻だったにゃ にゃは☆

(※朝倉高景(たかかげ)は、室町時代最初期の朝倉家嫡流
 『応仁の乱』でオーバークロックしていた朝倉OC孝景(たかかげ)の
 ひい祖父ちゃん祖父ちゃん。)



大失態だにゃ〜 まんまとやつの策に嵌ってもうたにゃ〜
でも超くやしいから
mFBI総動員やつのプロファイル作成して洛中全域にぶん撒いてやったわ!!
にゃははははは!!! ざまみろだにゃ! にゃは☆にゃは☆

これで後は再拘束も時間の問題…
ってゆうか!! なんで俺が侍所頭人やってんだよ!!
顕氏ぃ〜! おーい顕氏ぃ〜!! (←細川顕氏(あきうじ))
これおめーの仕事だろうがよ!!
…え、何? 洛中に捜査員配備するのに手間取ってそれどころじゃないって?
捜査本部総指揮は俺に頼むと…
はぁ〜 それじゃあ仕方ないな、現場は任せた!がんばれよ
てゆうかあんまりテンパるなよ、また変な誤解されて噂になるからな(←『園太暦』)
あの話、今ではあほ尊氏の躁鬱ネタとして爆笑されてるらしいぜ!
負けたくせに、なんか勝ったつもりでいるのかとち狂った事言ってる」ってよ
にゃははははは腹痛ぇぇぇーーーーwwwww
あれは、本当はおまえがヘマって…
ああいや、こっちの話、こっちの話。


という訳で仕方ない
俺が侍所頭人やって尊氏追いかけてるなんてバレたら、超絶黒歴史とはいえ
もうしばらくは猫被ってやってるしかないか… ったく…(ブツブツ…)

まあぶっちゃけ俺はあんなタレ目どうでもいいんだけどさ〜
ほ、ほんとなんだからにゃ! マジ俺はあんなやつどうでもいいんだからにゃ!!
たださ〜 うちも将軍いないと困るんだよねー
なんだかんだいって、あいつマジで本物の…
おっと、こっちの話、こっちの話。 にゃん☆にゃん☆


あっそうだ、捜査の進捗状況はどうなってるかにゃ〜
ま、現場に繋ぐのもめんどいし、ネット中継でいっか(ぽちっ)


- - - - - - - -
えー、たった今入った情報によりますと
洛中を徘徊中の不審な二人組みが、捜査員職質を振り切って逃走し
京都から東の下野(しもつけ)方面に向かったとの事です。(※下野国=栃木県)
目撃者の証言によると、二人は逃走中の将軍兄弟に酷似しており
捜査員に呼び止められた途端

「俺は故郷に帰って「鑁阿寺」(ばんなじ)の隅っこで始めるんだっ!!
 直義と二人きりの人生をやり直すんだぁぁぁーーー!!!」

などと意味不明の発言を繰り返しながら手に手を取り合って全力疾走で駆けて行ったといい
Kyoto侍所ではmFBIに協力を要請し
捜査範囲を広げて犯人の行方を―――

(※分国または都道府県をまたがる捜査は、mFBIの担当です。)
- - - - - - - -



って、ええぇぇぇーーーーー!!!
洛中脱出かよ!! ってか何やってんだよ顕氏!!
それじゃ侍所の管轄じゃなくなるじゃねーか!
…ん?そっか、じゃあ後はほっと…く訳にはいかねぇな
まだそんなに遠くへは行ってないだろう、よし
国清ぉ〜! おーい国清ぉ〜!! (←畠山国清(くにきよ))
河内・和泉・紀伊あたりの軍勢総動員して全力でタレ目の追跡に当たるにゃりよ!!
意地でもひっ捕まえろよ! 尊氏は2〜3コたんこぶつけてもいいぞ、直義は無傷でな!
…って、え、何?
いま耕耘機(こううんき)と肥料の手配でそれどころじゃないって?
はぁ〜 それじゃあ仕方ないな、他あたるか…
……。
って、おめーはタレ目の逃亡生活支援してんじゃねぇよ!!


ったく、どいつもこいつもどうなってんだよ!!
こうなったら俺が直々に出陣するしかねぇ…じゃなかった、にゃいにゃりよ、にゃは☆
奥羽大崎最上(もがみ)に動員かけて東西から挟み撃ちにしてくれるわ!!
にゃははははは!!!


- - - - - - - -
えー、たった今入った情報によりますと
逃走中の犯人にそっくりな二人が洛北「等持院」でほのぼの抹茶を頂きながら
仲睦まじくお庭を眺めているとの目撃情報が…
- - - - - - - -



って、えええぇぇぇーーーーっっっ!!!
ちょ、おま、もう新幹線乗っちゃったよ!! どうすんだよ!!
おいストップ! ストップ!!
ああもう近江過ぎてんじゃねえかおい!!!
高景「あ、すみません、コーヒードーナツを2つずつ…///」
っておめーはくつろいでいる場合か!!
ああもうああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーー…… ん?
まあでも… うまそうだな
はぁ〜 仕方ない、鎌倉観光でもして帰るか

ぱくっ、もぐもぐ…



☆おしまい☆





その頃―――

重能ネット中継の件、これでよろしいでしょうか、将軍
(↑上杉重能(しげよし)。上杉憲顕(のりあき)の従兄弟で、尊氏直義の従兄弟でもある。)

尊氏「おう!上出来上出来!! ったくちょれぇなあいつは、にゃはははは!!」



足利兄弟尊氏直義


今年の夏は、逃避行中将軍兄弟を探す旅に出掛けたい。



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posted by 本サイト管理人 at 22:47| Comment(0) | 『Muromachi通り』通信

2016年08月13日

夏の室町くん

こんばんは、すっかり真夏の真っただ中ですね。
折角夏なので夏らしくしないともったいないと思い、またまた壁紙を作成してみました。
今回は、夏空に映える室町くんバージョンです。 いらねー


夏の室町くん

(※クリックすると拡大します。1920×1200px)


相変わらず幸の薄めな室町くんである。

(※むろまくま室町くんについては
 『Muromachi通り』「夏休みの宿題(その4)」をどうぞ。)



室町くんは、歴史の場末酒場「バーボン室町」でもいつも隅っこの方で
みつはち入りみかんジュースをちびちびおいしそうに飲んでいます、一人で。
たまに入荷するみつはちマンの特選コムハニー(※蜂の巣ごとハチミツ)がメニューにある時は
真っ先に注文してとっても嬉しそうにもぐもぐしています、一人で。

そんな室町くんの今年の夏は… 特に予定はありません。





ところで、本当にどうでもいい話なのですが
前々回の「バーボン総目録【2016年】」のおまけの珍魚画像に関して
話しそびれた事がありまして
私は、むろま珍魚すくい画像を作成する時はいつも
真ん中へんに「ぴとっとひっついた珍魚」を忍ばせていますが
(※初代→『Muromachi通り』「夏休みの宿題(その4)」
 二作目→『Muromachi通り』「チラ裏総目録「観応日記」」
 三作目→ 上の前々回 )

これは、一番最初の画像作成の時に "偶然" 出来て以来
吉例として毎回登場させる事にした「ぴと珍魚」(…と、いま命名しました)です。
(つまり二作目以降は意図的に作成。)

で、"偶然" というのはどういう事かと言うと
ペイントソフト(※クリスタを使っています)のペンツールの設定で
ペン先3種類の "むろま珍魚のイラスト" に設定すると
画面をなぞるだけで各むろま珍魚ランダムかつ無限に描写されるのですが
この自作の "むろま珍魚ペン" を使って適当にペンを動かしていたら
たまたま絶妙にひっついた二匹が誕生していた、ってゆう。


折角なのでこのぴと珍魚
「どんなに大きい水槽に移してあげても決して至近距離から離れない
 極めて稀に現れる仲の良い縁起物金魚(四葉のクローバー的な)」

という設定にしてみた… まではいいのですが
しかしあまりのひっつきっぷりに、いつしか尊氏直義にしか見えなくなってしまい
以来私の中では、左の赤いの直義で、右の橙色尊氏という事になっています。

しかしそうすると、残った桃色
ベガ(織姫)とアルタイル(彦星)ばっかイチャイチャしてて独り天の川で浮遊する非リアデネブ、みたいな可哀相な夏の大三角ポジションになってしまうので
とりあえず桃色
尊氏と直義の元ネタ(=転生元)である源八幡太郎義家、という設定にしてみました。

(※義家尊氏直義の転生関係については
 『Muromachi通り』「源八幡太郎義家」「正月奉納連画 第二弾」を。)



ちなみに私は
(誰にも言ってませんが)脳内で八幡太郎義家「たろちゃん」と呼んでいるので
「たろ珍魚」と命名したいと思います。
しかしそうすると「ぴと珍魚」の「たか珍魚」「ただ珍魚」という事になり…
どうでもいいですね、そんな設定。




とは言えそうなると、前々回のむろま珍魚秘話によれば
(最後の三匹の生き残りである)義家尊氏直義でどうやって繁殖したんだよ!!
という大変な問題が発生してしま… まあいいか。
…いや、よくないな
人によっては大問題(良い意味で)になってしまうので、きちんと設定を詰めておきますと
むろま珍魚は有性生殖ではなく
「転生生殖システム」(てんしょうせいしょく しすてむ)を採用していますので
たろ珍魚(1個体)からはぴと珍魚(たか+ただの2匹)が
ぴと珍魚(2個体)からはたろ珍魚(1匹)が生まれます。

しかしそうすると、何世代たっても個体数が3以上に増えない…
という困った状態になってしまうので
たろ珍魚ぴと珍魚は生涯に1回以上の産卵をするという設定が望ましく
とりあえず、群れ全体の転生率(=生涯産卵数)1を超えれば
むろま珍魚の生息数は増加が見込めるかと。
(※なお、転生生殖システムにおける孵化率100%です。
 理由…孵化しないと悲しいから。)


…まあどうでもいいんですが、そんな設定。



ついでに言うと、むろま珍魚は金魚なだけに卵生ですが
ぴと珍魚が産んだ卵(1個)からは、1匹たろ珍魚が孵化し
たろ珍魚が産んだ卵(1個)からは、たか珍魚ただ珍魚2匹が一緒に出てきます。
てゆうか
ぴと珍魚が卵産む時は、たかただのどっちが産むんだよ!!
とかいう細かい事は気にしないで下さい。
…いや、気になるな
たぶん、半分づつ材料買ってきて一緒にこねこねしているんじゃないでしょうか。




さて、これで珍魚の繁殖問題と言う大問題が解決しました。
めでたしめでたし。
でも、魚って結構雌雄同体のものがいるので
別に有性生殖でも何の問題もなく繁殖すr… まあいいか、そんな本当の話は。
クマノミは生まれた時はみんなオス
群れの中で一番大きく成長した1匹がメスになるし
チョークバスのペア(つがい)なんて
一日に何回もオスメスの役割を入れ替えて互いに卵産むらしいですよ。
…いやだから、いいんですよそんな事は、そんな事は!!



ちなみに、むろま珍魚は基本的に雌雄同t…じゃなくて妖精なので
性別はもちろんの事、言うなれば万能細胞多能性珍細胞ですので何にでもなり得ます。
たろとかたかとかただとかはあくまで属性(固有名詞ではなく普通名詞)であって
はそれぞれに色々ですので
捕まえてみるまで中身は分かりません。

(※例1:チンギョ目 ムロマチンギョ科 タロチンギョ属 アシカガヨシキ
 例2:チンギョ目 ムロマチンギョ科 タカチンギョ属 モチ
 例3:チンギョ目 ムロマチンギョ科 タダチンギョ属 謎の美少女 )



捕まえてみるまで正体が分からないとか
「むろま珍GYO!!」がゲーム化されたら大変ですよ
「なんだよまた高経かよ、チッ」とかいうブーイングが方々(ほうぼう)から聞こえて…
失礼な! 足利高経様超レアキャラですので滅多にお目にかかれません。
探す人もそんなにいません。

ちなみに、タカチンギョ属高経タダチンギョ属高経では
初期性能(生態)が大幅に異なります。
FFエクスカリパーエクスカリバーくらい違う、タカ系高経は全くやる気を出さない。

(※エクスカリパーは、どんなに強い敵でもどんなに弱い敵でも
 お構い無しにダメージ1だけ与える聖剣エクスカリバーの偽物
 別に弱いのではなく、安定してやる気がないのである。)





以上、むろま珍魚の「転生生殖システム」についてのどうでもいい研究成果でした。
とは言え、こうしてむろま珍魚の生態を観察する事によって
既にこれまで歴史学的アプローチでは
『難太平記』今川了俊の証言や、現存の直義自筆書状などの解析から
「義家 → 尊氏+直義」という転生案件が明らかになっている訳ですが
実はこの反応は可逆的転生輪廻を繰り返している!」
という驚愕の事実が生物学的に判明し…!!?

…とか、自家妄想を基になんかすごい事発見した気になってしまうのは
真夏の太陽で頭が茹だった初期症状だと思います。



とは言え、歴史上の人物生物として(つまり生身の人間として)観察するのは
侮れない視点ではあります。
人間である彼らにはがあり、その心が彼らの行動を規定しているのなら
歴史史料から "心" を読み解く事は、歴史的事実の解明にとって
実は最も鍵となる作業なのではないかと。

特に尊氏直義については、そのをダイレクトに反映した史料が多く残されていて
彼らの行動の真意は、そこからかなり高い精度で求める事が可能です。
尊氏の理解不能な言動の数々も、もしかしたら
源氏の転生生殖システムを知っていたが故の必然的なものだったのかも知れ…
って、何言ってるんでしょうか私。

とは言え、半分はのせいだけど、半分はのせいじゃないかも知れないので
尊氏プロファイリングに挑もうと考えている方がいましたら
ほんの少しだけ頭の片隅に置いておいて下さい。




ちんぎょ☆*☆。☆*☆。 c(・∀・っ)ミ *☆。☆*☆。☆ちんぎょ




ところで、見えない重要人物足利高経斯波高経についてですが
いつも元気素直タダチンギョ属高経(=ただ珍高経に比べて
タカチンギョ属高経(=たか珍高経が常時だるそうに泳いでいるのは
わりとかなり仲良しな高経直義に対して
尊氏高経の相性が悪いから… という設定にしたいとこですが
もう少し複雑な珍魚事情があったりします。


まあ確かに歴史的には
『観応の擾乱』での高経は基本、直義方としての活躍が目立つのは周知の事実ですし
それ以前の幕府ほのぼの時代では
(京都の)新熊野社に参詣する際、直義が潔斎(物忌)の為に高経んちを精進屋として
一週間ほどお泊りしたり(まあ他に御供も沢山いますが)
(『大日本史料』康永3年5月17日)
(※物忌(ものいみ)…神事に臨む際、一定期間飲食・言行を慎み不浄を避ける事。
 ※精進屋(しょうじんや)…物忌して心身を清める為にこもる建物。)

それから、長門国二宮の「忌宮神社」に一緒に自筆の法楽和歌を奉納したりと
(『大日本史料』康永3年12月15日)
ただ珍高経には、なかなか素敵な思い出があったりします。  ゚o。c(・∀・っ)ミ スイスイー


(※前者の新熊野社参詣は、熊野社本山で遷宮があった為に
 京都の新熊野社本山の儀式で厳かに参拝を行った、というものですが
 「殿」である折り烏帽子・浄衣姿の直義の前後に多数の幕臣その他が列する
 非常に荘厳な行列だったようです。(※浄衣(じょうえ)…清浄な白い狩衣)
 た、直義かっこいい (*´ д`*)
 しかし、結構な儀式だったにも拘わらず尊氏は参列していません。
 しかもこれも康永3年(1344)… 気になる…
 ちなみに、この参詣行列には高経も後陣に連なっていています。
 たまには出没する。)

(※後者の自筆法楽和歌
 以前『Muromachi通り』「夢想の結果」(→尊氏直義の)
 「室町的鎌倉旅行記(その2)」(→高経の)で画像を紹介したものですが
 一見みんな似ているものの
 尊氏のは、建武4年(1337)11月15日に単独で奉納されていて
 直義高経のは、康永3年(1344)12月15日に一緒に奉納されています。
 7年も間があいているのに書式が同じである事から
 直義と高経の奉納が尊氏の指示である事は間違いない…(←他にも理由あり)
 …ので、これはどちらかと言うとただ珍高経のほのぼのエピソードと言うより
 背後にたか珍高経の気配を感じるミステリーなのですが
 なぜ尊氏は忘れた頃に二人に同じ事をさせたのか? しかもまた康永3年…
 という気になる史料ですので、ちょっとだけ覚えておいて下さい。
 ちなみに、さらに7年後に
 今度は直冬(※尊氏実子で直義養子)が同じ書式の法楽和歌を奉納している…
 直冬は、タダチンギョ属のものしか存在しないと思われがちですが
 実は、タカチンギョ属の超稀少種 "たか珍直冬" が生息…!!?
 …しているかも知れないかも知れないので
 これもちょっとかなり覚えておいて下さい。)



さて一方、尊氏との関係ではこれも周知のように
『太平記』の「鬼丸・鬼切」の話
(↑『Muromachi通り』「室町的鎌倉旅行記(その2)」最後をどうぞ)
で語り継がれる変ちくりんな仲の悪さ
不動の通説になってしまっている訳ですが… c(・A・っ)ミ ウッウー 。o゚

高経の家系は、足利家嫡流となっていてもおかしくないやんごとない高家格だった為
尊氏に対抗心を燃やして『観応の擾乱』直義方に属して反尊氏的行動を繰り返し
 尊氏もまた、高経を冷遇し疎んじていたので、二人は全く冷え切った仲だった」

とされていて
今となっては二人の関係を顧みる人もとんと見かけませんが
実は… あの仮面将軍尊氏すべての秘密を打ち明けるくらいに
心から信頼する唯一無二の友だった
…という、最高に美味しすぎるポジショニングを決め込んでおきながら
しかし、色々と隠さなければならない事情があった為に
巧妙にとか虚無とか被りつつ(にゃー)尊氏ツンツン関係を装っていた
それが、高経様周囲からは見えない本当の理由、にゃは☆
…という
私がしばしば(しつこく)語っている話を思い出して頂きたいのですが…

(※参照…『Muromachi通り』「暑中お見舞い申し上げます」
 後半のてきとーなネタバレコーナーの ( ゚Д゚) < その三
 それから上掲の「室町的鎌倉旅行記(その2)」の後半ほか
 「正月奉納連画2016 第二弾」 「将軍兄弟プロファイリング」
 あと、高経たの字も出てきませんが前回の
 『バーボンMuromachi』「『Muromachi通り』通信【将軍兄弟profiling】」
 心の目で見れば…いる?)


つまり―――
タカ系に属するたか珍高経
浮いてんのか流されてんのか分からないやる気の無さは "世を忍ぶ仮の姿"
二人の友情を隠す為に "そういう振り" をしていたって事なんですよ!!
ホントウハ ゚o。c(・∀・っ)ミ スイスイー


(;゚Д゚)(゚Д゚;(゚Д゚;) な、なんだってーーーーー!!?


たからもしこの夏、どこかでだるそうに泳ぐたか珍高経を見付けても
棒でつんつんしたりしないであげて下さい。
本当はその小さな金魚のの中に
ぴちぴちスイスイしたい熱い気持ちを隠しているのですから。

直義亡き後の『観応の擾乱』クライマックス
尊氏の敵として戦った最終決戦での高経が、ある約束を秘めていたように―――



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posted by 本サイト管理人 at 00:33| Comment(0) | 観応日記(尊氏、直義)